今も懐かしいメロディがささやいて祝うように

 

浜中文一くん、29回目のお誕生日おめでとうございます。

わたしが文一くんを好きになったのは5年前、すべてのきっかけはひとつの雑誌でした。存在はエイトが好きだった頃、ずっとずっと前から知ってたけど、まさか数年後に出戻って担当になってるだなんてその頃の自分にいくら言っても絶対信じないだろうなって思う。当時わたしはまだ若手俳優のおっかけをしていて、ふらふらしながら舞台や松竹座に遊びに行く感覚で現れるゆるい時期もあったけど、なんだかんだずっと好きで、今は俳優のおっかけをやめてどっぷりジャニオタをまたやってるんだから、本当に人生って何が起きるかわからないなぁといつもしみじみ感じる。

浜中文一はアイドルらしくないアイドルだと、言われることがよくあります。

もちろんそれは良い意味でみんな褒め言葉として言ってくれてるし、実際一般的にその通りだと思うから別にいやだと思ったことは一度もないし、甘んじてその言葉を受け入れてる。アイドルなのにファンサはあまりしないし、笑うわけでもないし、甘いセリフを言ったりもしない。プライベートも話さないから後輩たちからしても謎なことが多い。文字だけ並べると、何も知らない人から見たら完全マイナスイメージだなって思う。でも、それ以上に言葉は少ないけどいざというとき、ここぞというときにちゃんと自分の気持ちを伝えてくれたり、ファンへの感謝を忘れないでいてくれたり、どんなに忙しくても必ずWebを更新してくれたり、公演中はJr.の子たちにひと際気を配って目立たないところで踊ってる子たちにファンの目が行くように自分がそこに移動したり、自由に動けない楽器隊のところに行って煽ったり、常に前に出られるように押し出してあげたり。伝えてくれる言葉はあったかくてやさしいものばかり。かっこいいところ、やさしいところ、尊敬できるところがいっぱいあります。当たり前のことかもしれないけど、アイドルらしくないことよりも好きなところの方がたくさんあるから、わたし含めてみんな文一くんのことが好きなんだなと思う。今年のin大阪の放送が終わって、色んな人に「文一くんがいるとやっぱり違うね」だとかいっぱい言ってもらえたのがわたしはすごくうれしかった。自分で思うのはやっぱりどうしても贔屓目が200%入った感情だし、他担に言われてこその言葉だと思ったから。

10年前から知っているとはいえ、所詮出戻った身で。わたしは6人で活躍していた頃のVeteranを直接知りません。好きになると過去もまるっと知りたいタイプなので映像や雑誌を漁って出来る限り触れてきたけど、やっぱり現場での空気とか、そのときの感情はどうしても知り得ないことだから、文一くんが事務所に入ってから経験してきたことの半分すらわたしは知らない。立ち位置が下げられたり、仕事があまりなかったりすることはJr.にとって当たり前なことだけど、当たり前だって割り切れるほど人間出来てないから、わたしは正直今でも2012年から2013年にかけてがすこし苦手です。関西ジャニーズJr.の士気がどんどん上がっていく中、その中に自担たちがいない、人気と自担の活躍が比例しないのがすごくしんどかった。だからこそ、オダサクがいつまでも特別な作品なのかな。オダサクに初めて出演して、舞台に出るようになって、松竹座にもメインで出て、映画もまた出演して。こうやって挙げてみると、わたしが文一くんを好きになったこの数年の間に、色んなことが本当に目まぐるしく変化してる。得たものもあれば、失ったものもたくさんあった。そのつどどう思ったかなんて文一くんにしかわからないけど、つらくないわけなんてないし、わたしが想像する何倍も何十倍も色々思うことがあったんだろうなって思うし、いつか何年越しでもいいからあわよくば本人の口から聞けたらいいな。

今年に入ってから初めて二足の草鞋を履くことになって、物事がすこし落ち着いて見れるようになりました。そしたら、大好きだけじゃなくてここをもうちょっと直してほしいなとかこう出来たらなとか思う部分も見えてきて。でもそれは悪いことじゃなくて、だからといって嫌いになる感情でもないから色んな面から視野を広げられてもっと好きになれたように思います。どんなに好きでも、盲目的にまっすぐだとどうしてもしんどくなっちゃうから。掛け持ち(という表現自体があまり好きではないんだけれど)に否定的な人も多かったりするけど、わたしは結果的によかったなぁと自分で思ってる。

舞台に立ってる文一くんは、いつも楽しそうで一生懸命でキラキラしてて、本当にお芝居が好きなんだなっていつ見ても思う。どんどん表現の幅が広がっていって、今日見たこと以上のものを明日に見せてくれる環境があることを、ファンとしてとてもとてもうれしく思います。ミュージカルをたくさんやってほしいとか、ドラマとかにも出てほしいとか我侭で欲張りな感情はたくさんあるけど、でもやっぱり一番は文一くんがやりたいことをたくさんやってほしい。叶えたい目標をひとつでも多く叶えてほしい。それを自分の目で見られたら、ファンやっててこんなにうれしいことはないです。

苦しかったこともつらかった過去もすべて呑み込んで受け入れて、今の今までずっとこの道を続けてくれて本当にありがとう。これからも文一くんが進んでいく道がキラキラ眩いばかりの真っ直ぐなものでありますように。両手に収まりきらないくらいのありったけの幸せがいっぱいいっぱい降り注ぎますように。

アイドルらしくなくても、ジャニーズらしくなくても、そのらしくなさがわたしの好きになった浜中文一だし、そんなところも全部ひっくるめて今までもこれからこの先も、文一くんはずうっとずっと、わたしの大好きな最高のアイドルです。

29歳、本当におめでとうございます。